

松岡騎士
2026/03/21
美容師の松崎です。
「せっかく美容室できれいにパーマをかけたのに、当日にシャンプーしたら取れちゃうかな?」
「美容師さんに『今日は洗わないでくださいね』って言われたけれど、どうしても頭皮のベタつきが気になる……」
パーマをかけた日は、そんな不安や疑問がつきものですよね。実は、パーマ当日の過ごし方ひとつで、その後のカールの持ちや髪のダメージが驚くほど変わることをご存知でしょうか。
パーマ液が髪の内部に浸透し、新しい形状を記憶して安定させるには、一定の「定着時間」が必要です。この繊細なタイミングで間違ったヘアケアをしてしまうと、せっかくのスタイルが台無しになってしまうことも少なくありません。
本記事では、美髪を守るための「パーマ当日のシャンプー」の正解と、キープ力を劇的に高めるための最新ヘアケア習慣を徹底解説します。
正しい知識を身につけて、理想のパーマスタイルを1日でも長く楽しみましょう!

結論からお伝えすると、パーマをかけた当日のシャンプーは避けるのがベストです。これは単なるマナーではなく、髪の内部で起きている化学反応に基づいた理由があります。
パーマは、1剤で髪の結合を切断し、ロッドで形を作った後、2剤(酸化剤)でその形を再結合させることで完成します。しかし、美容室での施術が終わった瞬間、すべての結合が完璧に元通りになっているわけではありません。
空気中の酸素と反応して、じっくりと結合が安定していく「自然酸化」のプロセスが、施術後も数時間は続いているのです。この不安定な状態で、洗浄力の強いシャンプーや大量の水にさらしてしまうと、結合が妨げられ、カールがだれる原因になります。
パーマの形状を芯から安定させるためには、最低でも24時間、髪質が硬めの方や初めてパーマをかける方であれば48時間はシャンプーを控えるのが理想的です。
「どうしても当日にスッキリしたい」という場合は、お湯の温度を38度以下のぬるま湯に設定し、シャンプー剤を使わず優しく流す「湯シャン」に留めましょう。これにより、薬剤の残留臭やベタつきを軽減しつつ、カールの形状を守ることができます。

・おすすめアイテム:「クレイエステ」シリーズ
パーマ後の地肌は、薬剤の影響で非常に敏感になっています。そこでおすすめなのが、天然クレイの吸着力を活かした「クレイエステ」シリーズです。
地肌の汚れや残留した薬剤を優しく取り除きながら、ミネラル成分で髪と頭皮を保湿。「スッキリ洗いたいけれど、パーマのカールは守りたい」というわがままを叶えてくれる、サロンクオリティのケアアイテムです。パーマ後の髪の毛の引っ掛かりも抑えてくれるのでダメージケアにも有効的です。
パーマをかけた後の髪は、キューティクルが剥がれやすく、内部の水分や栄養が逃げ出しやすい「超デリケート」な状態です。ここで普段通りのシャンプーを使ってしまうと、ダメージが加速し、パサつきや広がりの原因に。パーマヘアを美しく保つための「3つの選定基準」をチェックしましょう。
市販の安価なシャンプーに多く含まれる「ラウレス硫酸ナトリウム」や「ラウリル硫酸ナトリウム」は、非常に強い洗浄力を持っています。これらは汚れを落とす力は強い反面、パーマの持ちを悪くし、髪をゴワつかせる天敵です。成分表示の序盤にこれらの名前があるものは、パーマ期間中は避けるのが無難です。
パーマヘアの救世主となるのが、アミノ酸系洗浄剤です。
・ココイルグルタミン酸TEA
・ラウロイルメチルアラニンNa
これらの成分は、髪と同じタンパク質の構成成分であるアミノ酸から作られており、汚れを優しく落としながら失われたタンパク質を補ってくれる効果があります。
パーマ後の髪には、「ヘマチン」や「ケラチン」が配合されたシャンプーが特におすすめです。
ヘマチンには、髪に残った薬剤(アルカリ剤)を除去し、ダメージの進行を食い止める働きがあります。また、ケラチンは髪の主成分そのものなので、カールの弾力を復活させ、ぷるんとした質感を持続させてくれます。

シャンプーの「中身」と同じくらい大切なのが、「洗い方」です。間違った洗髪は、せっかくのパーマを物理的に引き伸ばしてしまいます。
シャンプーをつける前に、まずは38度前後のぬるま湯で2分間、地肌をしっかり濡らしてください。これを「予洗い」と呼びます。実は、髪の汚れの約80%は予洗いだけで落ちると言われています。シャンプーの泡立ちが劇的に良くなるため、髪同士の摩擦を防ぎ、カールの形を保護できます。
▼シャンプー&トリートメントの適量が気になる方はこちらもチェック!
指の腹を使って、地肌をマッサージするように洗うのが基本です。この時、毛先に向かって指を通す「手ぐし」は極力控えましょう。パーマ部分に触れるときは、手のひらでカールをクシュクシュと持ち上げるようにして、泡を揉み込むのがプロの技です。
お風呂上がり、タオルで髪をゴシゴシ擦っていませんか? 濡れた髪はキューティクルが開いており、摩擦に最も弱い状態です。タオルで髪を包み込み、両手でプレスして水分を吸い取るようにしてください。吸水性の高いマイクロファイバータオルを使うのも、時短とダメージ軽減に非常に有効です。

シャンプーが終わった後の「習慣」も、パーマの寿命に大きく関わります。今日から取り入れられる美髪ルーティンを紹介します。
パーマヘアは熱に弱いため、ドライヤーの当てすぎは禁物です。
1. まずは地肌と根元をしっかり乾かす。
2. 中間〜毛先は、カールを手で持ち上げながら、弱い温風で乾かす。
3. 仕上げに、全体へ上から下へ「冷風」を当てる。
この冷風仕上げを行うことで、開いていたキューティクルが引き締まり、ツヤ感とカールのキープ力が格段にアップします。
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パーマ後の髪は乾燥しやすく、パサついて見えがちです。スタイリング剤を選ぶ際は、油分だけでなく「水分」をしっかり含んだものを選びましょう。ムース(フォーム)タイプや、ミルク状のワックスは、髪に馴染みやすく潤いのある束感を再現してくれます。

おすすめアイテム:ロレッタ ツヤツヤムゥ
ウェーブスタイルをセットしながら、髪をツヤツヤに。しっかり再現するセット力で、ヘアカラーした髪をつややかに美しく仕上げるスタイリングフォーム。
髪にやさしい※UVダメージケア成分を配合しています。 ※グリセリルグルコシド(植物由来保護成分)
| お悩み | 美容師のアドバイス |
|---|---|
| 当日に洗ってしまったら? | すぐに取れるわけではありませんが、念入りな保湿ケアを行ってください。もし翌朝にカールが緩ければ、早めにサロンへ相談を。 |
| カラーも一緒にしたい! | 同時施術も可能ですが、髪への負担は大きくなります。最低1週間は間隔を空けるのが、色もパーマも長持ちさせる秘訣です。 |
| 寝る時の注意点は? | 枕との摩擦でカールが崩れるのを防ぐため、ナイトキャップの使用やシルクの枕カバーへの変更が効果的です。 |
パーマ当日のシャンプーを控えること、そしてその後の優しいヘアケアを積み重ねること。
このシンプルなルールを守るだけで、あなたのパーマスタイルは驚くほど長く、美しく保たれます。
「最近パーマが取れやすいな」「髪が傷んできたな」と感じていた方も、ぜひ今日からシャンプー選びと洗い方を見直してみてください。お気に入りのスタイルが鏡に映るたびに、毎日が少しだけ楽しくなるはずです。
信頼できる美容師さんと相談して、あなただけの特別なパーマスタイルを長く、大切に育んでくださいね。
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松岡騎士
