

木下晃一
2026/01/28
大阪府八尾市の美容師、キノシタです。
「透明感のあるアッシュグレーにしたいけれど、ブリーチによるダメージが怖い……」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。実は、近年のヘアカラー剤の進化により、ブリーチなしでも十分に赤みを抑えた、洗練されたアッシュグレーを楽しむことが可能になっています。
この記事では、ブリーチなしで理想のアッシュグレーを叶えるための「秘密のコツ」や、色落ちを劇的に防ぐヘアケア術を徹底解説します。これを読めば、あなたの髪が今日からもっと好きになるはずです。

引用元:b-ex journal内
ブリーチなしでアッシュグレーを実現する最大の鍵は、「日本人の髪特有の赤みや黄みをいかにコントロールするか」という理論です。もともと日本人の髪にはメラニン色素が多く含まれており、普通に染めるとどうしてもオレンジ色や赤みが残りやすい性質があります。
アッシュグレーが支持される理由は、単なるトレンドだけではありません。最大のメリットは、肌の透明感を底上げしてくれます。寒色系のグレーやアッシュは、肌の赤みを打ち消し、顔色をワントーン明るく、かつ柔らかい印象に見せてくれます。また、オフィスや学校でも浮かない「暗髪なのに重くない」という絶妙なバランスが、大人世代からも高い評価を得ています。
一度のカラーで理想のグレーにならないからといって、すぐにブリーチに頼る必要はありません。実は、「カラーの積み重ね(カラー履歴の構築)」が最も効果的なコツです。同じ系統のアッシュ系カラーを1.5ヶ月〜2ヶ月に一度のペースで繰り返し入れることで、髪内部の赤みが徐々に削られ、ブリーチなしでも驚くほどクリアなグレーへと近づいていきます。
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ブリーチなしの場合、一般的に色持ちは3週間から1ヶ月程度と言われています。しかし、「色落ち=汚くなる」わけではありません。ブリーチなしの最大の利点は、「色落ちの過程が自然で美しい」点です。
ブリーチなしのアッシュグレーは、まずグレー特有のくすみが少しずつ抜け、次第に柔らかい「グレージュ」や「アッシュベージュ」へと変化していきます。最後は少し赤みの少ないブラウンに戻りますが、ブリーチ毛のように黄色くパサついた印象になりにくいのが特徴です。

色落ちを加速させる三大原因は、「熱」「紫外線」「洗浄力」です。
1. 「熱」による染料の熱分解を防ぐ
髪はタンパク質でできているため、高温に非常に弱いです。アイロンの熱は髪内部の水分を奪うだけでなく、せっかく入れた染料を「熱分解」させて色落ちを早めてしまいます。
対策: アイロンの温度は160度以下に設定しましょう。
ポイント: 同じ箇所に何度も熱を当てないよう、スッと通す「ワンパス」を意識するだけで、1ヶ月後の色ツヤに大きな差が出ます。
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2. 「紫外線」による酸化退色をブロック
肌と同じように、髪も日焼けをします。紫外線(UV)を浴びると、髪内部のメラニン色素や染料が酸化破壊され、パサつきと共に色が抜けてしまいます。
対策: 外出時はUVスプレーを髪全体に吹きかけ、バリアを作りましょう。
ポイント: 忘れがちな「分け目」や「表面」を重点的にガードすることで、アッシュ特有の赤っぽいくすみを防げます。
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3. 「洗浄力」のコントロールで染料の流出を抑える
毎日のシャンプーが最も色落ちに影響します。洗浄力が強すぎるシャンプーは、汚れと一緒に髪内部の染料まで洗い流してしまいます。
対策: カラーシャンプー(カラーケア用)や、アミノ酸系の優しい洗浄成分のものを選びましょう。
ポイント: お湯の温度も重要です。38度前後の「ぬるま湯」ですすぐことで、キューティクルの開きを抑え、色の流出を最小限に食い止められます。
これらを意識するだけで、色持ちは1.5倍以上変わります。

引用元:b-ex journal内
「私の髪でも明るくなるかな?」という疑問に対し解説します。実は、髪質によって目指すべきトーンは異なります。

引用元:カラパレ
髪が細く、もともと赤みが少ない軟毛の方は、ブリーチなしでも比較的明るめ(9〜10トーン)のアッシュグレーが入りやすいです。光に透けた時の「透け感」が出やすいため、ふんわりとした柔らかい質感を重視したスタイリングが映えます。

引用元:カラパレ
髪が太く赤みが強い方は、無理に明るくしようとするとオレンジみが出てしまいます。あえて6〜8トーンの「暗めのアッシュグレー」をオーダーすることで、赤みを完全に封じ込め、重厚感のある美しいツヤを引き出すことができます。これが「地毛っぽいのに垢抜けている」大人アッシュの正体です。
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1.カラーシャンプーやトリートメントの活用: 週に数回、専用のカラーシャンプーやトリートメントを使うだけで色持ちが劇的に変わります。
・おすすめアイテム:「tintbar(ティントバー)カラートリートメント」

サロン帰りの色合いをキープしながら、気になる明るさを自宅で優しくコントロールできます。ダメージケア成分(ヒマワリ種子エキスなど)が配合されているため、暗くするだけでなく、髪の毛に潤いとツヤを与えられるのが大きな魅力です。
使用方法は通常のトリートメントと同様に、シャンプー後に髪全体に適量を塗布し、数分間放置してから洗い流します。これにより、色素が髪に定着しやすくなります。週に1〜2回の使用をおすすめします。暗くしたいけれど、髪にこれ以上負担をかけたくないという方におすすめです。
・おすすめアイテム:「THROW カラーシャンプー アッシュ」

アッシュグレーの色持ちを劇的に良くする最強の味方です。通常のシャンプーの代わりに週に数回使用することで、抜けていく青の色素を補給。退色時に気になる黄みを防ぎ、透明感をキープします。
▼カラーシャンプーが気になった方はこちらもチェック!
アッシュグレーは万能ですが、パーソナルカラーに合わせることでさらに魅力が増します。
ブルーベース夏:少し青みを強めた「フォグアッシュ」で上品に。

引用元:b-ex journal内
ブルーベース冬:コントラストを効かせた「チャコールグレー」でクールに。

引用元:カラパレ
イエローベース:グレーに少しベージュを混ぜた「グレージュ」にすることで、肌馴染みが格段に良くなります。

引用元:b-ex journal内
「ブリーチなしだから傷まない」というのは誤解です。短期間に何度もフルカラーを繰り返すと、蓄積ダメージで色が入りにくくなります。根元のリタッチと全体カラーを交互に行う、あるいはサロン専用のトリートメントでキューティクルを整えることが、結果的に「一番綺麗に発色する近道」になります。
▼サロントリートメントについて気になった方はこちら!
アッシュグレーは、ブリーチなしでも「髪質」「カラー剤の選択」「毎日のケア」を最適化することで、十分にその魅力を引き出すことができます。優れたアイテムをホームケアに取り入れながら、自分だけの「透ける暗髪」を育てていきましょう。
この記事が、あなたのヘアカラーライフをより豊かにする一助となれば幸いです。まずは次回のサロンで相談し、自宅でのカラーシャンプーから始めてみませんか?

Steadia
木下晃一
