

松岡騎士
2025/12/12
横浜の大倉山で美容師をしているナイトです。
ストレートアイロンやカールアイロンは、毎朝のスタイリングに欠かせないアイテム。しかし、頻繁に使っていると、パサつきや枝毛・切れ毛など、ダメージが気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ヘアアイロンによるダメージのおもな原因から予防策、今日から取り入れられるケア方法まで詳しく解説します。
最後まで読めば、髪へのダメージを最小限に抑えながらヘアアイロンを使えるようになります。日常的にヘアアイロンを使う方は、ぜひ参考にしてください。

ヘアアイロンは、熱と圧力によって髪の形を変え、ストレートやカールを作ります。美しいスタイリングには欠かせない反面、使い方によっては髪への負担が大きくなり、ダメージにつながることがあります。
ここでは、ヘアアイロンによるおもなダメージの原因を解説します。
ヘアアイロンは180℃以上の高温に達することも多く、その熱によって髪内部の水分が急激に失われやすくなります。
髪の主成分であるタンパク質は熱に弱く、高温が続くと「タンパク質変性」が起こります。これは生卵を加熱すると固まるのと同じ原理で、髪も熱によって硬くなり、パサつきやゴワつきにつながるのです。
特に、毎日ヘアアイロンを使用する人や、カラーやパーマで髪がデリケートになっている人は、熱の影響を受けやすくなります。
ヘアアイロンのプレートと髪の間に起きる摩擦も、ダメージの原因です。摩擦が大きいとキューティクルがめくれたりはがれたりし、枝毛や切れ毛ができやすくなります。
力を入れすぎる・すべりの悪いヘアアイロンを使う・ブラッシングしないで通すなどの習慣が、摩擦ダメージを加速させてしまいます。
ヘアアイロンで髪を挟んだ瞬間に「ジュッ」という音がした経験がある方も多いのではないでしょうか。これは、髪に残った水分が高温によって一気に蒸発し、内部から水分が爆発的に飛び出す「水蒸気爆発」という現象です。
水蒸気爆発が起こると、髪の内部構造が壊れ、大きなダメージにつながる可能性があります。濡れた髪だけでなく、表面は乾いていても内側が湿っている場合にも起こるため、ヘアアイロンは必ず髪がしっかり乾いた状態で使用しましょう。

毎日ヘアアイロンを使っていると、気づかないうちに髪のダメージが進んでしまうことがあります。
ここでは、ヘアアイロンの影響で現れやすい髪の変化をまとめました。あてはまるものがないかチェックしてみてください。
ヘアアイロンの頻繁な使用や、強くはさむ・何度も同じ場所を通すなどの使い方は摩擦を大きくし、枝毛・切れ毛の原因になります。また、熱ダメージによって髪がもろくなると、少しの摩擦でも切れやすくなることがあります。
「最近、枝毛が増えた」と感じる場合は、熱や摩擦による負担が原因かもしれません。
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高温のヘアアイロンの使用をくり返すと、髪表面のキューティクルが開きやすくなります。キューティクルが開くとカラーの色素が流出し、早く色落ちしてしまうことも。
特にアッシュ系やベージュ系など淡い色は抜けやすいため、ヘアアイロンの使いすぎには注意が必要です。
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高温によるタンパク質変性が進むと、髪が硬くなり、手ざわりやまとまりが悪くなります。ゴワつきや質感の変化を感じたら、ヘアアイロンの熱によって髪が硬くなっている可能性があります。
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熱と摩擦のダメージが重なるとキューティクルがはがれやすくなり、乾燥して髪が広がりやすくなります。その結果、スタイリングが決まりにくく、湿気にも左右されやすい状態に。
毛先がパサついて広がる・扱いづらいと感じる場合は、ダメージが進行しているサインです。
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ダメージが進むと、髪内部の構造が不均一になり、うねりやねじれが出やすくなります。「前よりクセが強くなった」「朝のスタイリングに時間がかかる」と感じる場合は、ヘアアイロンのダメージによって髪の形状が安定しづらくなっているかもしれません。
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ヘアアイロンのダメージは、ちょっとした工夫で大きく減らせます。ここでは、使用前の準備からスタイリング中の注意点、最適な頻度まで、今日から実践できるポイントをまとめました。
濡れた髪にヘアアイロンを当てると、水蒸気爆発が起こりやすく、深刻なダメージにつながります。
シャンプー後だけでなく、クセ直しのために髪を濡らした場合も同様です。ドライヤーで根元までしっかり乾かしてからスタイリングしましょう。
髪が絡んだままヘアアイロンを通すと摩擦が増え、キューティクルが傷つきやすくなります。
スタイリング前にブラッシングで絡まりをほぐし、ブロッキングで毛束を分けることで、熱が均一に行き渡り、仕上がりもきれいになります。
ヘアアイロンを使う前には、ヒートプロテクト効果のあるスタイリング剤を使いましょう。熱ダメージの軽減に加え、スタイリングのもちや仕上がりの質もアップします。
使用する際は、必ず「ヘアアイロン前専用」「ヘアアイロン前に使える」と記載されたアイテムを選ぶのがポイントです。

ロレッタ クルクルシューは、簡単にやわらかな質感をつくり出せる巻き髪用スプレー。カールアイロン使用時の前後にスプレーすると、ダメージを抑えながらふんわりカールが長続きします。

ロレッタエメ スタイリングオイルはヘアアイロン前後に使える、しっとりタイプのスタイリングオイル。髪をツヤのベールでコーティングし、スタイルを持続させます。べたつかないので手に残ったオイルはそのまま肌になじませて使えます。
ヘアアイロンは温度を上げるほどクセは伸ばしやすくなりますが、その分ダメージも増えます。
温度設定の目安は以下のとおりです。
低温で何度も往復するのもダメージにつながるため、最適な温度設定を意識しましょう。
クセが強い、太くて硬い髪、ヘアアイロンを使い慣れているなどの場合は180℃前後で手早く通す方法も有効です。ただし、180℃以上にする際は同じ箇所に何度も当てないよう注意してください。
強い力で髪をはさむと摩擦が増え、キューティクルがはがれやすくなります。軽くはさんで、スーッとすべらせるイメージで使うと負担を抑えられます。
ヘアアイロンを同じ箇所で止めたままにすると、その部分に熱ダメージが集中します。毛束をはさんだら一定のスピードですべらせ、同じ箇所を何度もくり返さないようにしましょう。
毎日高温でヘアアイロンを使い続けると、ダメージは少しずつ蓄積していきます。可能な日はアイロンを使わずまとめ髪にしたり、ブローで仕上げたりして、週2〜3回程度に頻度を調整し、髪を休ませる時間をつくりましょう。
どうしても毎日使いたい場合は、適正温度を守り、ヘアケアを丁寧に行うことが重要です。
古いヘアアイロンはプレートの劣化により摩擦が増え、温度ムラも起きやすくなります。すべりが悪い、温度が安定しないと感じたらヘアアイロンの寿命かもしれません。
最近のモデルは温度調整が細かくでき、髪に優しいプレートが多いので、買い替えを検討しましょう。
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ヘアアイロンは種類や性能によって、髪への負担が大きく変わります。ダメージをできるだけ抑えたい場合は、以下のポイントをチェックして選ぶのが◎。
ヘアアイロンのプレートの質はダメージの大きな分かれ道。チタン・セラミック・テフロンなど、すべりが良い素材を選ぶと摩擦が減り、キューティクルへの負担を抑えられます。
ヘアアイロンは、髪質やスタイリングに合わせて温度を調整できることが大切です。120〜180℃程度を細かく設定できるモデル、さらに温度ムラが少ないアイロンを選ぶと、過度な熱ダメージを防げます。
マイナスイオンやクッションプレートなど、髪の負担を減らす機能があると安心。
また、重すぎるアイロンは手が疲れやすく、はさむ力が強くなってダメージにつながることも。用途に合わせてサイズや重さも確認しましょう。

ヘアアイロンでダメージを受けた髪は、そのままにしておくと乾燥やパサつき、広がりなどがさらに進行するおそれがあります。できるだけ早くケアすることが重要です。
ここでは、ヘアアイロンの熱や摩擦で傷んだ髪を少しずつ回復させ、ツヤやまとまりを取り戻すためのケア方法を紹介します。
ヘアアイロンの熱ダメージで髪が硬くなったりパサついたりしている場合、まずは毎日のシャンプー&トリートメントで補修することが大切です。熱や摩擦で失われたうるおいとタンパク質を補う成分が入ったアイテムなら、洗うたびに髪内部からケアできます。

DeepLayer EXTRA VELVETYは、熱によるダメージで硬くなった髪におすすめのシャンプー&トリートメントです。
ふんわりやわらかい泡で髪を包み込みながら、摩擦を防いで補修成分や保湿成分を髪の奥まで届けます。さらに、熱ダメージ専用の「ディープヒートリペア処方」が熱によって変性した内部のタンパク質を整え、本来のすこやかでやわらかい状態へと導きます。
お風呂上がりの濡れ髪はキューティクルが開いているため、特にダメージを受けやすい状態。タオルドライ後にミルクやオイルタイプのアウトバストリートメントをつけて、髪内部の水分をしっかり閉じ込めましょう。
毛先を中心に丁寧に塗り込むことで、パサつきや広がりが落ち着きやすくなります。

ロレッタ エメ ナイトトリートメントは寝ている間にじっくり浸透する美容液成分配合のトリートメント。うねりや広がりを抑え、翌朝までしっとりまとまります。オイルが苦手な方にもおすすめです。
乾燥や広がりが特に気になる場合は、週1〜2回の集中トリートメントを取り入れると効果的です。内部補修力の高いトリートメントを定期的に使うことで、うねりやゴワつきを軽減し、まとまりやすい髪に仕上がります。

ロレッタ うるうるしたい日のトリートメントは、毛先までしっとりとまとまるデイリータイプのヘアトリートメント。
シアバターとインカインチオイル、ルーピンオイル配合で、頭皮をすこやかに保ちつつ、毛先までうるおい、しっとりとまとまります。
ホームケアだけでは改善しにくい深刻なダメージには、美容院での集中トリートメントが有効です。失われた水分や栄養を髪内部までしっかり補い、まとまりとツヤのある髪へ導いてくれます。
一度の施術で手ざわりやツヤが大きく変わることも多く、ヘアアイロンをよく使う人ほど定期的なサロンケアを取り入れると、より効果を実感しやすくなります。
▼サロントリートメントが気になった方はこちらもチェック!

ヘアアイロンは便利なアイテムですが、熱や摩擦によってどうしても髪に負担がかかります。枝毛・切れ毛、うねり、パサつきなどのサインが出てきたら、ダメージが進行している可能性があります。
ダメージを防ぐには、
といった基本のポイントを押さえることが大切です。
さらに、
で、ダメージを抑えながらスタイリングを楽しめます。
正しい使い方とケアを組み合わせれば、ヘアアイロンを使っても美しい髪をキープできます。毎日の習慣を少し見直して、ツヤとまとまりのある髪を育てていきましょう。

kensei美容室
松岡騎士
